透明フレキシブルフィルムスクリーン

裸眼3Dディスプレイとは?(パート1)

科学技術の継続的な進歩に伴い、LEDディスプレイは新しいタイプのディスプレイ技術として、様々な分野で広く利用されています。中でも、LED裸眼3Dディスプレイは、その独自の技術原理と驚異的な視覚効果により、業界の注目を集めています。

図1

裸眼3Dディスプレイは、人間の目の視差特性を巧みに利用し、3Dメガネやヘルメットなどの補助器具を装着することなく、奥行きと空間感のあるリアルな立体映像を鑑賞できる最先端のディスプレイ技術です。このシステムは単なる表示装置ではなく、3Dディスプレイ端末、専用再生ソフトウェア、制作ソフトウェア、アプリケーション技術などから構成される複雑なシステムです。光学、写真、電子計算機、自動制御、ソフトウェアプログラミング、3Dアニメーション制作など、多くの現代のハイテク分野の知識と技術を統合し、多分野にわたる多次元ディスプレイソリューションを形成しています。

 

裸眼3Dディスプレイは、色彩豊かで鮮やかな色彩表現、立体感と立体感が極めて強く、細部までリアルに再現され、観客に真の立体的な視覚体験を提供します。裸眼3D技術がもたらす立体映像は、リアルで鮮やかな視覚表現だけでなく、美しく魅力的な環境環境を創造し、観客に強烈な視覚インパクトと没入感あふれる視聴体験をもたらすため、多くの消費者に愛され、求められています。

1、裸眼3D技術の実現原理

裸眼3D(オートステレオスコピックディスプレイ技術とも呼ばれる)は、特別なヘルメットや3Dメガネを必要とせず、裸眼でリアルな3D映像を直接鑑賞できる革新的な視覚体験です。この技術の基本原理は、左右の目に対応するピクセルを、それぞれ視聴者の左右の目に正確に投影することです。このプロセスは、視差の原理を応用することで実現され、3次元映像を作り出します。

人間が奥行きを知覚できるのは、両目から受け取る視覚情報の違いによるものです。絵や物体を観察するとき、左目と右目に受け取る画像の内容には違いがあります。この違いは、片目を閉じているときにはさらに顕著になります。なぜなら、物体の位置と角度が左右の目から見て異なるからです。

図2

裸眼3D技術は、この両眼の視差を利用し、視差バリアと呼ばれる技術によって3D立体感を生み出します。この技術は、脳が左右の目で異なる画像を処理することで奥行き感を生み出す仕組みです。大画面の前に設置された不透明な層と正確な間隔で配置された隙間からなる構造が、左右の目からそれぞれの目にピクセルを投影します。このプロセスは、精密に設計された視差バリアによって実現され、視聴者は補助機器を必要とせずに3次元画像を鮮明に知覚できます。この技術の活用は、視聴体験を向上させるだけでなく、ディスプレイ技術の発展を促進し、将来の視覚的エンターテインメントやインタラクション方法の新たな可能性を切り開きます。

図4

 

2. 裸眼3Dディスプレイの一般的な種類

現在のディスプレイ技術分野において、裸眼3Dディスプレイは注目を集める新たなディスプレイ方式となっています。この種のディスプレイは主にLEDディスプレイをメインディスプレイとして採用しています。LEDディスプレイの適用環境は屋内と屋外の2種類に分かれており、裸眼3Dディスプレイは屋内裸眼3Dディスプレイと屋外裸眼3Dディスプレイに分けられます。

さらに、裸眼3Dディスプレイの動作原理に基づいて、このタイプのLEDディスプレイは通常、設置時の角度の大きさに応じて様々な形状に設計されており、様々なシーンや視聴ニーズに対応します。一般的な形状としては、直角コーナースクリーン(L字型スクリーンとも呼ばれます)、円弧コーナースクリーン、曲面スクリーンなどがあります。

 

1) 直角スクリーン

直角スクリーン(L 字型スクリーン)の設計により、スクリーンを 2 つの垂直面で展開することができ、特にコーナーや複数の角度を必要とするシーンで、観客にユニークな視覚体験を提供します。

2)円弧の角度

アークコーナースクリーンは、より柔らかいコーナーデザインを採用し、スクリーンは2つの交差するが直角ではない平面に広がり、観客により自然な視覚的遷移効果をもたらします。.

3)曲面スクリーン

曲面スクリーンはディスプレイ全体を曲げるように設計されており、視聴の没入感が向上するだけでなく、視聴者はどの角度でもより均一な視覚体験を得ることができます。

図5

 

(つづく)


投稿日時: 2024年7月1日